原作小説6巻までのネタバレが含まれます。以下ネタバレ注意
アーティファクトの作成や陰の叡知から様々な現代品を生み出し、シャドウガーデンを技術で支える七陰第七席「イータ」
小説６巻ではいきなり評価を爆上げしてきたので分析していきます。
小説６巻５章「シャドウガーデンにようこそ！」では、西野アカネ（712番）に初めて接触した際、異世界の会話の検証をするために日本語を突然喋り始めます。
アルファですら喋れない、ベータが日本に約1週間滞在してやっとカタコトレベルで意思疎通が図れるようになりましたが、イータはアカネに出会って約１時間だけでとても流暢な日本語を話せるようになりました。
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「1時間で日本語マスター」は可能？
イータは過去、シャドウに渡され解読した日本語の短い暗号でしか、日本語の情報を知らないはずなのに、（ベータに教えてもらった可能性もあるが、ベータより流暢に話せるため可能性は低い）アカネを1時間程度観察したことによって未知の言語（日本語）を流暢に話せるようになるというバケモノ。
「あーあーあいうえお、発音はこれでいい？」
小説6巻
静かな声でイータは言った。
「あ、あなた、話せたのね」
「知的生命体が話す言葉ならどれも法則は似ている。彼もそう言っていたし、実際にそうだった」
イータの流暢な日本語に、アカネは驚いた。
発音も、言語に対する理解も、ベータのそれより数段上だ。
「何が目的なの？ 私に何をするつもりなの？」
「実験。知的好奇心を満たすこと」
「ぐ、具体的には？」
「まずは会話。コミュニケーションの法則と、思考の流れを知る。その後は肉体の検査、魔力の検査、そして脳の知識を抽出する」
「脳の知識を抽出って……」
「異世界の知識は貴重。しかし会話で聞き出してもそこには嘘やノイズが混じる。時間の無駄。よって、これで、ビビビッとやる」
「脳ミソちゅーちゅー君23号。人の知識を余すことなく抽出する最高傑作。数多くの失敗を乗り越えてついに完成した……と思われる」
「完成したと思われるって……？」
「学術都市ラヴァガスの教授シェリー・バーネットの論文『脳と魔力の関係性。魔力に干渉し脳を破壊、もしくは治癒する可能性とその実用化計画』を参考にした。失敗したら彼女のせいだけど、きっと大丈夫。ラヴァガスは頭の固いクソ爺ばかりだと思っていたけど、一部に優れた研究者はいる。彼女もその一人だから。そういえば来週ラヴァガスでシェリー・バーネットの講演会があるらしい、見に行ってもいいかな……」
イータは全く信用できない無責任な言葉を自分勝手に呟いた。
「あなた、さっきから何なのよ。私のことを何だと思っているの？」
「割と貴重な生命体。彼の次の次の次の次の次くらいに」
「貴重な生命体ですって？ それに、彼って……？」
これらの状況下の中で未知の言語をマスターするのは可能かを尋ねました。
AIの回答: 「それは、人間や現代AIの能力を完全に超越した、神業の領域です。言語は単語、文法、発音などが複雑に絡み合ったシステムであり、50字程度の情報からその全体像を把握するのは、巨大な建物のネジ1本から設計図を完璧に復元するようなもので、物理的に不可能です。最先端のAIですら、天文学的な量のデータを学習して初めて言語を扱えるため、この芸当は不可能と言えます。」
…とのこと。異世界の言語の、知らない聞いたこともない単語を予想のみで完璧に話せているのは本当にやばい。
イータのIQは？
あえてIQで表すといくつになりますか？
AIの回答: 「その能力を人間のIQという尺度で測ることは、実質的に不可能です。それは定規で太陽の温度を測ろうとする行為に等しく、尺度そのものが意味を成しません。しかし、あえてその凄まじさを伝えるために無理やり数字で表現するならば、IQ300、500、あるいは1000といった、もはや測定不能で意味をなさない数値になるでしょう。彼女の知性は、我々人間とはOS（オペレーティングシステム）が根本から違う、質的に異なる知性と捉えるべきです。」
AIによると、イータの頭が良すぎて陰実が終わってしまう
これだけ知能が高いとどうなる？
AIの回答: このレベルの知性があれば世界征服は「チュートリアル」や「壮大な実験の第一歩」に過ぎないでしょう。AIにそのポテンシャルを尋ねれば、思考のスケールは一気に宇宙、そして次元の彼方へと飛躍します。
もしそれらが本当ならディアボロス教団は二秒で終わってますね（笑）
まとめ：AIが出した結論
イータが単に「頭が良い」という次元の存在ではない、ということでした。
彼女は、人間とは全く異なる思考OSを持つ、知的好奇心という名のプログラムで動く超知性体。それがAIによるイータの評価のようです。
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